2014/06/26

ボールのカラー

昨日、卓球王国の最新号を買ってきてぺらぺら読んで気になったことがあったので感想を。

卓球のボールの材質がプラスチックになるのは周知の事実ですけど、
ボールのカラーをツートンカラー(もしくはそれ以上)にすることを検討しているとの事。

メリットとしては、競技者はもちろん、観客もボールの回転が分かりやすくなる事。
世界卓球やオリンピックの時にたまたま卓球を見ていてる人がいたとする。
その時に切れたツッツキやカット、予測外の回転がかかっているボールを打ち損じている選手を見たりすると、
経験者は「あー、あれ持ち上げるのしんどいよな」とすぐに分かるが、
大抵の視聴者は「プロがあんなに遅い球返すのミスするんだ?何で?」と思うだろう。

以前にNHKで「アインシュタインの眼」という番組が放送されていた。
スーパースローカメラや複数台のカメラで撮った映像を合成して三次元的に動きを解析したりする、
という何とも金がかかり、NHKならではのコンテンツという番組だった(もしかしてまだやってる?)。
その内容は、ドライブマン vs カットマン の駆け引きを白黒に塗り分けたボールを使い、
回転の強さなどを分かりやすく解説しながら卓球の面白さを紹介するものだった。
(今でもYoutubeやニコニコあたりにあると思うので探してみるといいかもしれない)

プロスポーツはショー的要素が多分にあるので、観客に分かりやすくという方向性は重要だろう。


これを取り入れるデメリットとしては、
同じフォームで違う回転で変化をつける努力をしているのに、丸分かりじゃないかというもの。
特に被害を被るのは、異質型やカットマンだろうか。
個人的にはナックルが使いづらくなったりするのかな?と思ったりする。

しかしルールの改正が行われ、それに対応できる選手・できない選手がでるのは卓球に限ったことではない。
自分が中学時代に情熱を注いだバスケットもしょっちゅうルールが変わるスポーツであった。

もちろん、このツートンボールに反対することを悪いとは思わないが、
もし変更することになったら、ルールに適応できるように、プロだけでなく一般競技者も努力していきたいものである。


↓クリックしてくれるとやる気出します

0 件のコメント:

コメントを投稿